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実は凄いっ!お米の研ぎ汁のパワー

 

 

写真はお米の研ぎ汁です。
お米の研ぎ汁って使ったりすることありますか?

お米の研ぎ汁には凄いパワーがあります!!
実は以前、病院で働いている時、行事食があり、一度に80kg程度(ザル分けして)お米を研ぐ機会がありました。
研ぎ終わった時に手や腕がスベスベしている事に気付きました。

それから調べると様々な効果があるということが分かりました。今では下記の一部を活用しているため、パワーについて知っている限りご紹介いたします♪

 

お米の研ぎ汁には、米ぬかに含まれる成分が溶け出ています。

それは下記に示すように

⚫︎ビタミン類
⚫︎ミネラル類
⚫︎セラミド
⚫︎脂質 などの栄養分が沢山含まれています。

それぞれの効果は
🍙ビタミンB1・・・主に糖質の代謝に関わって、体内のエネルギー代謝アップ、皮膚や粘膜の健康維持します。

🍙ビタミンB2・・・主に脂質の代謝に関わり、発育のビタミンとも呼ばれ、皮膚や髪、爪など細胞の再生を促進します。

🍙ビタミンB6・・・主にタンパク質の代謝に関わり、健康な髪や肌を作る作用があります。

🍙ビタミンE・・・若返りのビタミンとも呼ばれ、強い抗酸化作用で皮膚の老化を防ぐ効果ぎあるといわれています。

🍙マグネシウム・・・血圧を安定させる働きを持ち、新陳代謝を活性化します。

🍙カルシウム・・・神経伝達に関わり、血圧を安定させたり、丈夫な骨を作ります。

🍙脂質・・・ビタミンEなどの脂溶性ビタミンの吸収率アップしたり、細胞膜の成分やホルモンの材料になります。

そのため、家事、料理、美容といろいろ使えます!

★土鍋や茶碗、湯呑など【目止め】という下処理をする時に使います。粗い土を使っている陶器で下処理をしていないと、細かくて沢山な穴の中に汚れや臭いがつきやすいため、行った方が良いと言われています。(お米の研ぎ汁がない時は、片栗粉を溶いた水などでんぷん質が含まれるものであれば、研ぎ汁以外でもO Kなようです。)

★料理の下ごしらえに
大根や筍、牛蒡、人参、里芋等にある独特のえぐみ等の強いアクがあるので、研ぎ汁で下茹でするとアク抜きができます。
作用としては、研ぎ汁に含まれるカルシウム等の成分が野菜のえぐみと結合し、アクを中和してくれる働きがあるためです。
そのため、お湯で茹でるより、美味しく仕上げることができます。他にもニシンやタラ等の干物の独特のえぐみを研ぎ汁を使って戻すとえぐみが取れて、身も柔らかくなるそうです。

★食器の油汚れや掃除に
お米の研ぎ汁には脂質やでんぷんが含まれていると前述しましたが、界面活性剤(洗剤の様な)の役割をする蛋白質も含まれているため、食器に残った汚れを落としやすくしてくれます。
方法としては、①か②です。
①研ぎ汁で食器を洗った後に水道水ですすぐ
②付け置き洗いで予洗い

洗剤や水を大量に使わなくて済むので、SDGsになるかと思います🌸
また、臭いがついてしまったタッパーなどの容器を一晩付け置きすると、頑固な臭い等も取れやすい様です。

他にも、調理中に魚や肉を触って手が汚れた時、手を予洗いすると洗浄・消臭・保湿などの効果があるとされています。また、ハンドソープや水で洗うよりも手が荒れにくいそうです。
⚠️除菌効果があるわけではないので、生肉や生魚を触った後に生野菜などを触る時には、除菌効果のある石鹸などを使うようにしてください。

★床掃除にも
研ぎ汁に含まれる脂質が汚れを落としやすくしてくれるだけでなく、ワックスの効果もあります。
しかし⚠️
濃度が高過ぎたり、拭き残しで水分が残ったままですと材質を傷めてしまうこともあるので、薄めてから雑巾に浸し、固く絞って使うようにしてください。

★観葉植物や植木、ガーデニングの水やりに
栄養価が高いので植物の養分になります。
ただとても養分が多いため、薄めて使用してください⚠️

★洗髪や洗顔に
前述したビタミンやミネラル、セラミド他、乳酸菌、天然の保湿成分など美容に役立つ成分が多く含まれています。そのため、江戸時代の頃から、洗顔や化粧水として研ぎ汁が使われていたという歴史があります。

まず、化粧や日焼け止めなどをクレンジングで落としてから、お湯で薄めた研ぎ汁を洗顔に使ったり、洗髪に使ったりすることもできるようです。

ただし⚠️
刺激が強いので、使う前には必ずパッチテストをして問題がないことを確認してから使ってください

ここまで、効能と効果、使い方について触れてきましたが、利用する上での注意点があります⚠️

⚫︎1回目の研ぎ汁には、お米に付着した埃等の汚れが混ざっているので捨て、2回目以降の研ぎ汁を使う

⚫︎お米の研ぎ汁は長時間溜めたままにせず、直ぐに使う(半日程度で臭ってきます)

⚫︎園芸の水やりに使う場合、栄養過多による根腐れや空気不足等に注意

注意点を守りながら、活用してみてはいかがでしょうか?

 

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